今回、3月9日(土)13:30〜17:00 大阪駅前第3ビル5階総合学習センターで「日本人の美徳」 「感動を売る経営」 鍵山秀三郎相談役のDVDを拝聴させていただきました。
その中でも下記に記す先生の言葉が感動的でした。
小野晋也さん(松下政経塾一期生)当時衆議院議員の政治家でありながら国政のことをするので、地元の陳情は聞かないという徹底ぶりのこと。現在は「在野の政治家」として愛媛県新居浜市で活動をされている。
岡山県備中松山藩主山田方谷(ほうこく)さん陽明学で有名な先生で、至誠惻怛(しせいそくだつ)まごころ(至誠)と痛み悲しむ心(惻怛)があればやさしく(仁)なれる。そして目上には誠を尽くし、目下にはいつくしみをもって接するようにします。心の持ち方をこうすれば物事をうまく運ぶことができると言う。どんなに辛いこと、悲しいことがあってもグッと押し込み、決して外に吐き出すような下品なことはせず、楽しいこと前向きなことを発して生きる眼は澄んだ眼をしているというところですね。ガンと心を打たれました。
相田みつをさんの言葉、鍵山相談役は、全て何も見ずに記憶に入っているという詩
「 憂い 」
むかしの人の詩にありました
君看よ双眼のいろ
語らざれば憂い無きに似たり
憂いがないのではありません
悲しみがないのでもありません
語らないだけなんです
語れないほどふかい憂いだからです
語れないほど重い悲しみだからです
人にいくら説明したって
全くわかってもらえないから
語ることをやめて
じっと こらえているんです
文字にもことばにも
到底表わせない
ふかい憂いを
おもいかなしみを
こころの底ふかく
ずっしりしずめて
じっと黙っているから
まなこが澄んでくるのです
澄んだ眼の底にある
ふかい憂いのわかる人間になろう
重いかなしみの見える眼を持とう
君看よ双眼のいろ
語らざれば憂い無きに似たり
語らざれば憂い
無きに似たり
相田 みつを
「じぶんの花を」より
総じて皆さん口々に、鍵山秀三郎相談役のことを菩薩様のような人とおっしゃいます。
記者のインタビューで、どうして鍵山社長は、経済とか経営の関係する本を置いていないのですか?と聞くと、「目先の利益を追う、効率化を推進すると人間味がなくなる」それよりも人間の内面を磨く教養を身につける著書が集まるし他人に勧めると言ってはりました。
仕事の大きな失敗を叱ったりしないけど、会社のキッチンの食器拭きで、汚い手を吹いて、掃除をしている方にに迷惑をかけるようなことをすると、私はきつく叱ります。
悪いこと、他人に迷惑をかけるのをわかっているのに、やることは叱る。
小さいことのように思うけど、実は社風というのはそういうことの積み重ねでよくなるのだということがわかりました。
あと、1994年当時の若かりしローヤル(現YH)の鍵山社長なんと61歳と大変お若い。
そして早朝の会社のトイレの掃除、洗剤のカネヨンをあわ立ててお湯で掃除していました。
今の掃除のメンバーにカネヨン使い過ぎと叱られると思う(笑)。
田中義人さんも、会社をよくしようと日本を美しくすル会の前身団体の事務局長として生き生きされていました。
ホウ酸団子タニサケの松岡 浩さんも、目が輝き嬉しそうに鍵山相談役のことを菩薩のような人と語っておられました。
瓢月堂の岡田セツさん会長、講演会会場にいたはってホンマ若い。
そりゃ30年前やし若いですよね。
最後に、このDVDを準備してくださった。吉岡さんありがとうございます。
企画してくださった下ブロック長ありがとうございました。
外れてしまっていたタガをはめ直し、初心に戻り明日から実践しようと思いました。